鉄血のオルフェンズ 38話
三日月とオルガの歪んだ関係をEDの子ども時代のように元に戻せるのは
バルバトスしかいない。(クーデリアとアトラでは無理そう)
バルバトスのwikiにある友情を回復する力っていうのは最後に使われるのかな
バルバトスは次の世代に託して戦ったのに同じ事がまた起こってる事に対して
どう思ってんだろ
37話で三日月の目から流れた血が涙にしかみえない
ここまでくるとラストは無邪気に笑う三日月エンドじゃないと納得できない
バルバトスの魂 三日月の罪
鉄血のオルフェンズ35話 目覚めし厄祭
ずっと違和感があったのですが、なぜ厄災ではなく「厄祭」なのという言葉なのか
という事。
それが今回の話で納得出来ました。
オルガ達が採掘場から発掘した謎の機体は300年前の厄祭戦時に数億人という人命を奪い、文明を滅ぼした巨大兵器モビルアーマー「ハシュマル」
マクギリスの説明によると
「パイロットを必要とせず、自分で考え自動で戦う。だからこそ奴は躊躇いなく街を壊し人を殺戮する事が出来る」
という人口知能を搭載した無人機でした。
衝撃的な事実でしたが、「奴は躊躇いなく街を破壊し人を殺戮する事が出来る」という台詞に対してオルガが苦いような表情をしたシーンも切なかったです。
鉄血のオルフェンズは一話、一話の演出が本当に細かいですね。
それなら自分達は「機械」なのか?と、実際三日月はバルバトスと一体化し殺戮しています。
やってる行為自体は同じなのにどこが違うのか?と問われれば「魂」があるかないかだと思いました。
かつてバルバトスの宿敵であったモビルアーマーが起動した際、バルバトスに捧げた右目が生気を取り戻し、ハシュマルに対して反応しました。
バルバトスは三日月の右目を通して、物事を見ているのでしょうか
2期の一話でバルバトス・ルプスと改名したにも関わらず三日月はバルバトスと呼び方を変えませんでしたし、明らかに前任者の魂が機体に宿っているように思われます。
1期の大気圏突入シーンや刀の使い方などでバルバトスが存在するという演出がありましたが、今回で確信に変わりました。
なぜ厄災ではなく厄祭なのか
それは人口知能という技術を無人戦闘機に授けた人類とそれに対抗する為
阿頼耶識という非人道的なシステムを開発した人類の厄が舞い踊ってる、「天災」ではなく「人災」だったとすれば違和感が解けます。
あとは三日月の罪ですが、これは一期の最終話にてのアインとのやりとり
アイン:「罪深き子供。クランク二尉はお前たちと戦うつもりなどなかった」
三日月:「スラスターのガスは残り僅か」
アイン:「お前たちを救うつもりでいたのに」
三日月:「ガトリングの残弾も・・・」
アイン:「その慈悲深き思いがなぜ伝わらない!?」
三日月:「どっちにしろこれじゃ殺しきれない。あのおっさんは自分で死にたがってたよ」
アイン:「やはり貴様は出来損ない!ネズミ!同じ手を何度も!ゼロ距離なら・・・清廉なる正しき人道を理解しようとしない野蛮な獣!」
三日月:「ぐっ!」
アイン:「なのに!あろうことか、その救いに手を掛け、冷たい墓標の下に引きずり込んだ」
三日月:「単純な速度・・・じゃなく反応速度か。これが阿頼耶識の差ってわけか」
アイン:「もう貴様は救えない。その身にこびりついた罪の穢れは決して救えはしない。貴様もあの女も・・・」
三日月:「・・・!」
アイン:「お前の仲間も!決して!貴様の・・・貴様らの死をもって罪を償う!」
三日月:「罪?救う?それを決めるのはお前じゃないんだよ。おいバルバトス、いいからよこせ、お前の全部」
アイン:「死んであがなえ!な・・・なんだ?今の反応は・・・」
三日月:「まだだ、もっと・・・もっと・・・もっとよこせバルバトス!」
三日月は自分がやっている事を自覚しています。
そしてそれを裁くのはアインではないと言い切ったので、なら何が三日月を裁くのか?
との一期の疑問に対する答えは300年前厄祭戦を引き起こした「天使」の名前を冠する無人兵器でした。
天使が悪魔を裁くという綺麗過ぎる構図。
自分達がそれを掘り起こすという厄もありますし、ヴィダール(ガエリオ)が
マクギリスがそれを利用すると発言した事でイオクが突撃し天使が復活するという厄。
全て過去の自分達が蒔いた種が降りかかってきています。
300年前の再現にはピッタリ。。。
モンターク:「他者の心を掌握しその先の行動を操るのは容易だ。過去をひもとく・・・ただそれだけで対象者がつかむ選択肢の予想は簡単につく。嫉妬、憎悪、汚辱に恥辱。消えない過去に縛られて輝かしいはずの未来はすべて愚かしい過去の清算のみに消費される。それは私とて同じこと。鉄華団・・・君たちの踏み出す足は前に進んでると思うか?もし本気でそう信じているのなら・・・。見せてくれ私に」
マクギリスは一期で自分の未来に対し愚かな過去の清算のみ消費され、それは自分とて同じ事と悲観的でしたが、鉄華団は目指す居場所に辿り着けるのでしょうか?
最期はバルバトスの魂と三日月の魂が重なり合う気がしてしょうがない・・・
あと推しメンのザック・ロウは土壇場で絶対活躍する。
ターミネーターの様に人口知能が暴走した、という事でしょうか
嘘喰い 絶対零度
やっぱり最後は伽羅さん前で號奪戦。
彼らには10秒で充分間に合う
お互いが立ち会うに相応しい人間であると認めた中で起き上がってきた立会人の伽羅さん。
夜行さんのカチカチと擬音の入った回想と四肢を駆使して自分に限られた事をやると言いましたが伽羅さんの死体に何か仕掛けたのでしょうか
それとも見えない所で勝負に肩入れをする専属立会人の性がまだ残っていたのでしょうか
来週は休載なので気になってしょうがない
嘘喰い 487話 難壁の壁
門倉はなぜ立会人になったのか
強者を支配する為ではなく、「強者たちの戦いに触れる事で自分を更なる高みへ登る為。」という本来の自分に立ち戻り課長を撃破しました。
それは過去にも描かれていました。
門倉は学生時代から不良として街を支配し、南方と衝突しています。
そして自分をより高める為に敗北を糧とし賭郎立会人の道に進みました。
門倉が立会人である由縁は「自分を高める為」と学生の時から変わらない信念です。
そのステージに立つ為に両腕を犠牲にし、零號と號奪戦をした夜行さんと奇しくも変わらない状態になりました。
要するにあの場所に立つ「相応しい者」に見合う者となったのですが、果たしてそれは
相応しい理由なのでしょうか?
夜行さんは以前、伽羅さんが嘘喰いの
言葉を交わさずとも口元を力ませる絆
馴れ合いでもない、もたれ合いでもない二人の関係
を戯言だと言い聞かせてました。
それは夜行さんが目指す完璧ではありませんでした。
しかし嘘食いと行動するに連れ、自らが求める完璧が伽羅さんと重なり合い零號になったのです。
それこそが夜行さんにとっての完璧な立会人なのです。
最も相応しい立会人である伽羅さんはギャンブラーの頂点と自ずと惹かれあう
それを求める事こそが「完璧な立会人」でありその為に立会人になりました。
立会人は己を常に完璧の傍らに置く為に死力を尽くします。
門倉の完璧とは自分を高め強者に打ち勝つ事であり、あの場所に立ち会う相応しい理由だとは思えません。
門倉自身、夜行さんを相応しい者と認めていますがそれでも尚夜行さんを倒し自分が相応しい者となる事を望みます。
しかしあの場所に立つには相応しい理由が必要だと思っています。
てゆーか夜行さん勝ってほしい
夜行さんが勝って、廃後編でやったこのシーンがみたいだけっていう
年寄りには少々厳しかったね。。。
いえいえ平坦でございました
嘘つきだね!っていう会話がみたい~
鉄血のオルフェンズ 28話 夜明け前の戦い
冒頭で三日月が新しい作物を植えていて三日月なりに真っ当な仕事を模索してるんだなと感動した反面、オルガの考え方が1期より間違ってると違和感を覚えたシーンが多かったです。
夜明けの地平線団はオルガに「降伏」する機会を与えてるにも関わらずオルガは撤退する選択肢も一切考慮せず突き進む。(ビスケットがいたら絶対反対してる)
それは1話でクーデリアを引き渡さなかった時と同じで信念は一貫してるんだけど、1期と違って鉄華団が成長して引き返せる「余裕」がある分、より間違った選択をしてる様にみえてしまうのかもしれません。
オルガの行動原理は夜明けの地平線団がご丁寧説明してくれていました。大人は「降伏」を選ぶ余裕があるけど、スペースデブリには帰る場所が無いから大人より活躍する。
敵側がオルガの考え方を解説してくれるのは凄い皮肉でしたね。。。
まだ二人の過去は詳しく描かれてないですけど、全てはスラム街でオルガの指示の結果、三日月が人を殺めてしまった所から引き返せない道が始まったのかな。
EDで少年時代の無邪気な笑顔をみせている三日月がどの時点から感情を殺すようになったのか気になります。
スペースデブリ側からみればバルバトスは悪魔にしかみえないでしょうね。
大勢のスペースデブリから恨まれてるでしょうから、産廃状態で農作業する三日月さんを殺しにきてもおかしくない気がする。
門倉立会人
各々の内に秘めた戦う理由がハッキリして見開きのコマは痺れました。
門倉が本来の自分を取り戻し、箕輪を粛清した時の構図で課長を倒したのは滅茶苦茶カッコ良かった。
冒頭から前お屋形様の幻で驚きましたが、確かに密葬課を解体して組み込んだのはタッキー。
梟もラロに協力する理由は賭郎が存続する為。
それはアイデアルという外圧による変化でしたが、課長が内側から変化を促す事も賭郎が存続するという事になりますね。
そもそも賭郎自体がモンゴンゴだったのかもしれません。
江戸時代からある組織ですもんね。。。
変化の礎となる為戦うというのもぶっ飛んでますけど、東京タワーに車で入場する人ですから何の違和感もないですね。
戦う理由として一番驚きだったのが弥鱈立会人ですね
託されたから?親の為?そんな事より純粋に「立ち合いたい」という欲求にかられていいました。
この中で「立会人」としての信念が一番あるのがちゃんみだとは!
卍を張ったのも、ちゃんみだですし良いところまでいって欲しいです。
夜行さんが胸ポケットにハンカチがあるコマがありました。
あれはやはり自分のハンカチなんでしょうか。
そうじゃないとマルコがちゃんみだと戦う理由がないですもんね
バトルロワイヤルで生き残った立会人が伽羅さん前で夜行さんとタイマン試合で決着。
そんな気がします。。。
ていうかマルコの「門倉、ゴメン!」は門倉が獲ったハンカチは夜行さんのじゃないから、嘘ついててゴメンねという意味あいに感じるけど、どうなんだろ
嘘喰い 密葬課の種子
課長の容赦ない暴力が炸裂した回でしたが、何より気になったのは伽羅さんの前で
語った組織論。
死と滅亡は違うと語り、その例えにモンゴンゴというアフリカで種の話になるのですが、前にも種の例えがありました。
昔、嘘喰いが料亭でギャンブルをした事実を賭けの対象とした際、誰もが種を撒いて生きている。とナレーションで語られていました。
この嘘喰いの行動から門倉VS箕輪に繋がり、果ては密葬課は解体されてしまったのですから因果なものですね。
さて、課長の言う通り、立会人も、読者も含めこの屋形越えに相応しい者は「元・零号立会人伽羅」と深く刻み込まれています。
そしてその伽羅の「意思」は誰もが受け継ぐ事になり、滅亡する事はなく繁栄するとも言えます。
その視点から見れば密葬課は解体され、課長と鷹さんは賭郎で立会人となったが果たして滅亡したのか?という事です。
確かにその論理で言えば密葬課という「組織」は消えましたが、まだその「意思」は残っているのでしょう。
そしてこの戦いで勝つことにより賭郎という組織を内側から変化させる事も可能なのかもしれません。
しかし
そんな事が立ち会う理由となりえるのでしょうか?
二人が望む立会人(読者も含め)は自分が誰よりもあの場所に「立ち合いたい」と願う物です。
ただただ「立ち会う」という純粋な欲求を持った立会人こそが相応しいと思うので
課長の線は消えました。
門倉さんの勝ちですね