嘘喰い 487話 難壁の壁
門倉はなぜ立会人になったのか
強者を支配する為ではなく、「強者たちの戦いに触れる事で自分を更なる高みへ登る為。」という本来の自分に立ち戻り課長を撃破しました。
それは過去にも描かれていました。
門倉は学生時代から不良として街を支配し、南方と衝突しています。
そして自分をより高める為に敗北を糧とし賭郎立会人の道に進みました。
門倉が立会人である由縁は「自分を高める為」と学生の時から変わらない信念です。
そのステージに立つ為に両腕を犠牲にし、零號と號奪戦をした夜行さんと奇しくも変わらない状態になりました。
要するにあの場所に立つ「相応しい者」に見合う者となったのですが、果たしてそれは
相応しい理由なのでしょうか?
夜行さんは以前、伽羅さんが嘘喰いの
言葉を交わさずとも口元を力ませる絆
馴れ合いでもない、もたれ合いでもない二人の関係
を戯言だと言い聞かせてました。
それは夜行さんが目指す完璧ではありませんでした。
しかし嘘食いと行動するに連れ、自らが求める完璧が伽羅さんと重なり合い零號になったのです。
それこそが夜行さんにとっての完璧な立会人なのです。
最も相応しい立会人である伽羅さんはギャンブラーの頂点と自ずと惹かれあう
それを求める事こそが「完璧な立会人」でありその為に立会人になりました。
立会人は己を常に完璧の傍らに置く為に死力を尽くします。
門倉の完璧とは自分を高め強者に打ち勝つ事であり、あの場所に立ち会う相応しい理由だとは思えません。
門倉自身、夜行さんを相応しい者と認めていますがそれでも尚夜行さんを倒し自分が相応しい者となる事を望みます。
しかしあの場所に立つには相応しい理由が必要だと思っています。
てゆーか夜行さん勝ってほしい
夜行さんが勝って、廃後編でやったこのシーンがみたいだけっていう
年寄りには少々厳しかったね。。。
いえいえ平坦でございました
嘘つきだね!っていう会話がみたい~